サブタイトル

4,ササクレが赤く腫れて

4,ササクレが赤く腫れて

季節が変わる時期になると、我が子はよくかぜをひきました。

大人の対策と同じように、風邪っぽいと気づいたら暖かいものを食べて、お風呂で温まって早く寝るという早めの対策を実行しましたが、最初の頃はぐずぐずと機嫌が悪く大変でした。

でも繰り返し実行してその癖をつけると本人も「これはいい」と感じたのか、率先して早めの対策に付き合ってくれるようになりました。

そのおかげかどうかわかりませんが、保育園の頃までは風邪をひくと喘息のように痰が絡まりぜろぜろと胸の音がしていたのに、小学生になってからはぜろぜろと苦しい音を聞く回数は減って来たと思います。

でも、風邪っぽいというのかよく分からない不調は別の形で現れるようになりました。

目立って不調が分かるようになったのは、爪の周りの皮がむけたり、裂けたり、赤く腫れたりしてひりひり痛いササクレが一度始まるとなかなか消えず、薬を塗っても改善せず気が付くとグズグズと膿んだりするのです。

クリームを塗ってその上に絆創膏を貼ると一瞬改善するのですが、絆創膏を外すと絆創膏を貼ったところがかぶれるので、前より広い範囲でグズグズし始めました。

本人はピーマンもカボチャも、にんじんも色の濃い野菜が大好きで、果物も大抵のものを好き嫌いなく食べていました。

ただ、キウイフルーツとトマトを食べると口が腫れてしまうので、食品選びや栄養バランスは気にしているつもりだったのに、学校の保険の先生からは、「ビタミン不足なのでは?」とお便りをいただいてしまい、指先のグズグズが広がると本人よりも私がショックを受けていました。