肌に刺激のない洗濯洗剤は、我が子の子育ての時代で今ほどインターネットが普及していなくても、すぐに沢山の種類を見つけることができました。
それだけ必要としている人が沢山いるということなのかもしれません。
健康や自然派志向のテーマで品揃えしているお店を見ると、それ以外にも香りや使い勝手、人それぞれ皮膚の状態が異なる、年齢によって求めるテーマが変わるなど、様々な理由で沢山の種類のものが開発されているのではないかと感じました。
皮膚に刺激のない洗剤の多くが漂白剤を含まないので、我が子の場合は「もう少し白くなってほしい」とよくぼやいていて、私もそれに応えるために色々なものを見つけては試していました。
確かに白くなるものも何種類かあったのですが、「お湯を使わないと洗剤が溶けにくい」とか洗濯した後に、洗濯機の裏にかすのようなものが残ってしまうなど使い勝手の悪いものもあり、「いいけれど困ることもある」ものの何を大事にして、何をあきらめるかという悩みがありました。
最近開発されているものはそんな悩みはなくなりましたが、当時はこれなら大丈夫というものは価格が高いなど、別の課題もあって皮膚との相性がよく、その他の課題もクリアできるものを探すのは大変でした。
お医者さんの推薦が書かれている製品や、環境に負荷を与えない、刺激のない素材だけで作りましたといった成分の情報に共感できるものでも、我が子の肌にはあったり合わなかったりするので、使って確かめる必要がありました。
それは、よい商品が開発されて沢山の悩みが解決された今でも変わらないことのような気がします。
洗濯洗剤がひと段落しても、リップクリームやムース、ローションなど肌に接するものは沢山あって、成長すればするほど使いたい製品は増えて行きます。
洗濯洗剤探しは何年も試行錯誤が続いたのでちょっと骨が折れましたが、やり方が分かってしまえば、子ども自身ができるようになります。
成長と共に、刺激に弱い肌は小さい頃のように血が出たり浸出液が出たりすることはだいぶなくなりますが、まったく消えてしまうわけでもないようです。
肌に合うもの探しはずっと続きそうな気がします。