サブタイトル

肌着には血や浸出液がついていました

暑い夏が続くと子どもが小さかった頃、自分の汗で皮膚がかぶれてしまうので、1日に何度もシャワーを浴びたり、汗をかくたびに着替えたりしていたことを思い出します。

保育園に行ったり家族で出かけたりしたときはそんなに丁寧なことはできないため、掻いたりこすったりして肌着に血がついていることが頻繁にありました。

首回りや脇の下などは、衣類の縫い目も刺激になるようで、血や浸出液がついていました。

髪の毛1本が背中と肌着の間にあっただけでも刺激になるらしく、肌着のタグも刺激になることが分かり、新しく買った肌着でもまずタグを縫い付けてある糸を丁寧に抜いて外してから水洗いしてから、縫い目を避けるため裏返して着せていました。

子どもが2歳を過ぎてからは「痒くなったのは縫い目のせいだから裏返そうね」とか「タグはとったほうがカサカサしないね」と私がやっていることの説明を細かくしていました。

そのうちに本人が、「これは痒くなるからいや」「これはここがチクチクする」と説明するようになって、衣類の素材によっても痒いものと痒くないものがあることを子どもから教えてもらいました。

赤ちゃんの頃から肌がかぶれやすいことは分かっていたので、オムツや肌着に洗剤が残らないように、洗濯するときは必ず2回すすぎをしていました。

痒くならないように沢山工夫をしてきたつもりだったので、繊維によっても肌への刺激や着心地に差があることは、なんとなく想像はしていましたがそんなに大したことではないだろうと当初は思っていました。

子どもに言われて痒いものを避けていると、結果的に綿100%の衣類ばかりになりました。

綿100%のものでも、Tシャツのように肌に直接触れるようなものは、カラフルで大きな上から乗せたようなプリントがあると、シャツの裏側にでこぼこができてそれがこすれて痒くなる時もあるので、裏側にまで影響するようなタイプのプリントは避けるようになりました。

その結果キャラクターが付いているものは買わなくなりました。

強い意志で「これは買わない」と決めていたわけではなく、刺激がない、柔らかい、でこぼこしない、をめざした取捨選択でした。