「かゆい眼鏡」の話題に続いて今回も「新素材」に関係するお話しを紹介します。
「同じメーカーのオムツからパンツ型オムツに変えたところパンツの形に皮膚が赤くなりかゆみがひどい」というお話しや「いつも買うメーカーをやめて、低価格の違うメーカーのものにしたらオムツの当たる場所だけ赤くかぶれるようになった」というお話しを時々お聞きします。
同じメーカーのものでもかぶれる人とかぶれない人がいて「商品それ自体が悪いもの」というわけではなさそうです。
使われている素材の何かがその子の肌に合わないのだと思いますが、素材リストを見ても何が何だかわかりません。
結局は「この子にはこれが使える、これは使えない」とひとつひとつを使ってみて確認するしか方法がありません。
お金に余裕があるときはいくつか少ない個数のパックを買って使い比べすることも可能ですが、少しでも個数が多く入っていて安いものを買わざるを得ないお財布事情の時は「使って肌に合ったら使う」という大前提を忘れてしまいがちです。
経済は上向きに改善していると専門家は言いますが、若い世代はもちろんのこと社会全体はなんとなくまだ経済的に厳しい環境にあります。
子育て世代にとっては本当に大変な状況だと思います。
だからこそ、薬の塗布や病院通いなどの大変なことにならないように、オムツで赤くかぶれた経験のあるお子さんには、あまり聞いたことがないメーカーの安売りには飛びつかず「小売りパック」で試して、お肌に問題がないことを確かめてから買うことを忘れないようにしてほしいと思います。
また、色々なメーカーを試して赤いかぶれが続いたお子さんが、保育園で使う布おむつのサブスクを使うようになって改善した例があります。
反対に布おむつでかぶれていたお子さんが、紙おむつを使うようになって改善した例もあります。
「これが正しい」という答えがないので、家族はとても大変ですが、お子さんの肌の様子を観察しながら、「この子に良いもの」にたどりついてほしいです。