株式会社日本免疫粧研 / JAPAN IMMUNITY COSMETICS LABO

Column

子育てとアトピーと

電話相談の話題や子育て中の出来事などにふれながら、様々なテーマについて考えます

絆創膏が使えない

子供が都内で一人暮らしを始めバイク通学をしていたとき、スリップして転んでしまったことがありました。

肘を大きく擦りむいただけで大きなけがはなかったのですが、傷口をふさぐことができず大変な思いをしていました。

転んだ当日は医者に行って包帯を巻いてもらいましたが、翌日から次の受診までは一人で包帯が巻けず、せめてガーゼを当てて絆創膏で抑えることができればよかったのですが、絆創膏で皮膚がひどくなることの方が大変だったので、結局大きな傷口をそのままにして洋服を着ていたようでした。

何年たってもその部分は凹んだままで、予後が悪かったことが今でもよく分かります。

「絆創膏を貼ったところはいつまでも皮がむけ続け、皮膚の内側からかゆみがわいてくる感じがしていやなんだ」と繰り返し話していました。

3歳ころからずっとキウイフルーツのアレルギーがあり、病院で医師がラテックス手袋を使ったことで口の周り全体がかさぶただらけになり、半年近く浸出液が出て辛かったことがありました。

絆創膏を使うと皮膚がひどくなるのも、ラテックスやゴムの成分が含まれているものにアレルギー反応を起こすせいなのではないかと思います。

それに、仮に皮膚に刺激のない絆創膏があったとしても、アトピー性皮膚炎がひどい時は皮膚炎の上に絆創膏を貼るわけにはいかないので、いつの間にか本人の生活には「何があっても絆創膏は貼らない」ということがしみついてしまったようです。

友達が写した写真を後で見せてもらって、本当にびっくりしました。

大人の手の平二つ分くらいの大きな傷口をそのままにしても、ガーゼを押さえる数センチの絆創膏を4カ所貼る方が嫌だなんて。

かゆいことを耐える方がずっと大変なんだという子どもの言葉を思い出し、私は絶句しました。